
男性にとって、髭は相手に与える印象を左右する影響力の大きなパーツです。
できることなら肌にあまりダメージを与えずに、深剃りをしてきれいに仕上げたいと考える人も多いでしょう。
そんな人に人気なのが、T字カミソリです。
ドラッグストアで気軽に購入でき、切れ味も良く、かつ肌に与えるダメージが少ないとされるT字カミソリを使いこなすコツについて、解説します。
目次
T字カミソリと電気カミソリの違いとは?
T字カミソリは、ウエットシェービングという方法が一般的です。
床屋さんなどでカミソリをしてもらう時に、髭剃り前に蒸しタオルで顔を蒸らしてもらいますが、それと同様のプロセスと考えてください。
ウエットシェービングをするには、自分で蒸しタオルやお湯などで肌を湿らせて、泡やジェルなどを塗布します。
電気カミソリの場合は、ドライシェービングが主流となっています。
肌が乾燥している状態のまま髭を剃りますから、ドライシェービングのほうが手軽さや便利さといった利便性は高いといえるでしょう。
時間がない朝には、さっと髭を剃れる電気カミソリは便利なアイテムです。
電気カミソリの機能も進化していますから、シェービングフォームを使用できるものや、防水機能つきのものも販売されています。
剃り上がりの違いは?
ただ、剃り上がりという点から考えると、しっかりと深剃りできるT字カミソリのほうが優秀です。
T字カミソリと電気カミソリ、それぞれで剃った後の髭の断面を見てみると、電気カミソリは引っ張ってねじ切ったようになっているのに比べ、T字カミソリの切断面は斜めにスパッと切断した状態になっています。
この切断面の違いが、剃り上がりの印象を左右するのです。
T字カミソリが深剃りできる理由
ドラッグストアなどでT字カミソリを購入しようとすると「3枚刃」「5枚刃」などの表示を見かけることがあると思います。
この刃に、深剃りの秘密があります。
1枚目の刃が髭を剃る時、髭は肌から引き上げられるのですが、その髭が肌の中に戻ってしまう前に2枚目の刃がさらに髭を剃っていきます。
刃の枚数の数だけ、このプロセスを繰り返しますから、肌の表面に見えている髭をより深剃りできるのです。
T字カミソリの刃の枚数は、枚数が多いほうがより深剃りできるものであると考えましょう。
また、刃の枚数を増やすことで1枚の刃にかかる力が分散され、肌への負担も軽減されるように設計されているので、安心して使用してください。
髭が濃い人は4枚以上、薄い人は3枚以下で検討することをおすすめします。
T字カミソリの種類
T字カミソリといっても、いろいろな種類があります。
ドラッグストアに行くと、髭剃りコーナーにずらりと髭剃りが並んでいて、どれを選んだらいいのか悩む人も多いでしょう。
まずは、T字カミソリには替え刃式と使い捨てのものがある、ということを知っておきましょう。
替え刃タイプ
ヘッドの部分が付け替え可能な替刃タイプは、価格的には少し高めに設定されており1,000円から5,000円まで、さまざまな商品があります。
価格による違いは刃の性能や、本体部分に重厚感があり、グリップの握り心地にも工夫されていることなどが挙げられます。
使い捨てタイプ
使い捨てタイプのT字カミソリは、カミソリと本体が一体型となっているタイプが多く、安い商品が多いのが特徴です。
値段を気にせずに買い替えられる価格となっており、100円ショップでも販売されています。
いつでも清潔なカミソリを使えるのが、使い捨てタイプのメリットといえるでしょう。
人気のT字カミソリ
最後に、替え刃タイプ、使い捨てタイプ、それぞれのT字カミソリの人気商品をご紹介します。
【使い捨てカミソリ】貝印カミソリ 3枚刃 ベスティー
ベスティーは、人間工学に基づいたデザインのカミソリで持ちやすく、しっかり深剃りできる3枚刃の商品です。
3本入りで500円くらいから購入でき、コストパフォーマンスの良い商品として人気となっています。
【替え刃カミソリ】Schick 5枚刃カミソリ クアトロ5
700年以上の歴史を持つ刃物街、ドイツのゾーリンゲン製の5枚刃は、より爽快な剃り上がりを実現したチタンコート製となっています。
5枚刃ながらも、刃と刃の間隔を狭く設定することで肌への負担を軽減だけでなく、コンパクトなヘッドを実現し、デザインカッターでもみあげや鼻の下など髭の細部まで調整できます。
髭を剃りやすい状態に整える大型タイプのガードバーがついているのも、安心です。
リーズナブルなT字カミソリで爽快な朝を迎えよう
少し手間はかかりますが、T字カミソリを洗顔のように習慣づけることで爽快な朝を迎えることができます。
1日の始まりに、自分の顔に少し手をかけてあげることで、気持ちを持ち上げる効果も期待できますから、朝のひと手間髭剃りタイムをぜひ始めてみてください。
寝坊した朝は電気カミソリ、時間がある時はT字カミソリという使い分けをしても、もちろん構いません。
気持ち的に負担にならない程度に、T字カミソリを生活に取り入れてみてください。