
「髭を剃るといつも出血する」「髭剃り後の赤みが気になる」と、このように髭剃りによる肌荒れに悩む男性は少なくないはずです。
とはいえ、仕事上、髭を剃らずに過ごすのが難しい人もいるでしょうから、知っておきたいのは「髭剃りによる肌荒れを治す方法」ではないでしょうか。
今回は髭剃りで肌荒れを起こす理由と、肌荒れを治す方法をご紹介します。
髭剃り後の肌トラブルから解放され、女性からの印象がアップする美肌を手に入れてください。
目次
髭剃りで肌荒れを起こす理由
髭剃りのときに使う電気シェーバーやT字カミソリは、髭だけでなく皮膚の表面まで削りとってしまいます。
皮膚の表面は「角質層」と呼ばれ、この角質層は肌を保護する役割があるのです。
そのため、繰り返し髭剃りを行うと肌を保護する力が失われて、肌の乾燥や赤み、炎症などの肌荒れを起こします。
肌荒れを起こしたまま髭剃りを続けると症状が悪化してしまうため、髭剃りによる肌荒れを治す方法を知っておきましょう。
髭剃りによる肌荒れを治すおすすめの方法!
髭剃りによる肌荒れを治す方法は以下の4つです。
1.炎症が起きている部分を冷やす
傷やニキビができた程度ではなく、髭全体が赤くなったりかゆみを伴う「カミソリ負け」を起こしているときは、まず赤みがある部分を冷やしましょう。
カミソリ負けによる炎症は肌が熱を持っているため、冷蔵庫で1時間ほど冷やしたタオルか、保冷剤を包んだタオルなどで熱をとってください。
肌の温度が下がるとかゆみも徐々に落ち着いてきます。
2.肌を保湿して悪化を防ぐ
肌荒れを起こしていても、会社の規則などにより髭剃りをせざるを得ない人もいるはずです。
炎症などを起こしたまま髭剃りをすると症状が悪化してしまうため、保湿をしてバリア機能を高めてください。
保湿するときに使うものは、化粧水や乳液で良いです。
肌荒れしているときの皮膚は敏感なので、低刺激の敏感肌用の商品がおすすめです。
もともと肌が乾燥しやすい人は、保湿力が高い白色ワセリンを使うと良いでしょう。
白色ワセリンはドラッグストアで購入できます。
3.殺菌・炎症抑制の効果がある市販薬を使う
肌を冷やして保湿をしても肌荒れが治らないときは、殺菌・炎症抑制の効果がある市販薬を使いましょう。
おすすめは「オロナイン軟膏」「ケアノキュア」で、どちらもドラッグストアで購入可能です。
炎症を落ち着かせる作用と、新しい雑菌が繁殖するのを防ぐ作用があるため、自然治癒より治りが早く悪化も防げます。
カミソリ負けによる炎症でなく、切り傷ができて荒れてしまったときは、消毒をしてから殺菌・炎症作用のある市販薬を塗ってください。
4.炎症がひどいなら皮膚科を受診する
2~3日程度セルフケアをしても症状が落ち着かない場合は、できるだけ早めに皮膚科を受診しましょう。
また、カミソリで深く切ってしまったり、膿が出るほどひどい炎症だったりするなら、セルフケアの前に皮膚科を受診したほうが良いです。
皮膚科を受診すれば症状に合った薬を処方してくれるため、さらなる悪化を食い止められるでしょう。
髭剃りによる肌荒れがひどい場合は髭剃り方法を見直そう
頻繁に髭剃りによる肌荒れが起きるなら、正しい方法で髭剃りができているか一度確認することをおすすめします。
ここからは正しい髭剃りの方法をご紹介しますので、自分の剃り方と違う点はないか確認してみてください。
1.肌を温めた状態で髭を剃る
肌が冷たいままだと毛穴が引き締まっているので、髭を処理するときに毛穴に負担がかかってしまいます。
電子レンジで20~30秒ほど温めたタオルを当て、毛穴を開かせた状態で髭剃りすると、毛穴と肌への負担が減らせるので試してみてください。
T字カミソリを使う場合は、肌を温めたあとに必ずシェービングクリームを塗りましょう。
素肌のままシェービングをすると、肌に直接カミソリの刃が当たってしまうため、角質層を大きく傷つける原因になります。
2.髭剃り後は肌を保湿する
先ほど説明したとおり、肌を保湿するとバリア機能が高まります。
肌荒れを起こしたときだけでなく、普段から保湿すると髭剃りによる肌荒れをしにくい肌へと近づくでしょう。
普段使いの保湿剤は、手軽に続けられて心地よいテクスチャのものがおすすめ。
化粧水と乳液がセットになったものや、ベタつきが少ないタイプを選ぶと良いです。
3.髭剃りのタイミングは朝がおすすめ
夜は体と同じように肌も疲れているので、髭剃りをすると肌荒れを起こしやすいので注意が必要です。
髭の伸びが早いと翌朝にもう一度シェービングしないといけない場合もあり、余計に肌へ負担をかけてしまいます。
肌のコンディションは朝が1日のうちで最も良いですから、夜に髭剃りしていた人は朝に変えるだけでも肌荒れの頻度が少なくなるはずです。
まとめ
髭剃りによって肌荒れを起こすのは、肌の角質層が剥がれ落ちてバリア機能が低下することが原因です。
肌荒れが起きたらすみやかに冷やす、市販薬を使うなどのセルフケアを行い、症状がひどければ皮膚科を受診しましょう。
頻繁に肌荒れを起こすなら一度髭剃り方法を見直し、間違った方法で剃っていないか確かめて改善してください。