
「髭剃りをしようにも、ニキビ肌でうまく髭が剃れない」「間違えてニキビを剃って、大惨事になった」そんな悩みを抱えている人は、いませんか?
実は、ニキビ肌だから髭が剃りにくいのではなく、髭剃りが原因となるニキビが髭剃りを難しくしているかもしれません。
正しい髭剃りをすることが、髭剃りによるニキビ悪化防止につながります。
目次
カミソリ負け由来のニキビ肌を見逃さない
シェービング後に起こる肌トラブルが、カミソリ負けです。
カミソリ負けという言葉を聞くと、出血したり肌が痛くなる、痒くなるといった症状をイメージする人も多いのではないでしょうか。
確かに、そのような症状もカミソリ負けの一種ですが、実はニキビがブツブツとできてしまうのも、カミソリ負けが原因となるケースがあります。
通常のニキビだと思ってケアしていても改善しない場合は、カミソリ負けを疑いましょう。
カミソリ負けニキビを改善するには?
肌には、目で見ては分からないくらい小さな凹凸が存在しています。
それを気づかずに剃ってしまうと傷がつき、出血や痛みにつながり、ニキビ化してしまうケースもあるのです。
カミソリ負けを防ぐためには、どのようなケアを心掛けるべきなのでしょうか。
プレシェービングで肌と髭を柔らかく!
シェービング剤を使用する人は多いと思いますが、ニキビ肌で悩んでいるならプレシェービングもぜひ導入しましょう。
プレシェービングとは、髭剃り前に髭と顔の皮膚を柔らかくし、カミソリによる傷をつけにくい状態にすることです。
まずは洗顔をして、顔の皮膚を清潔な状態にし、続けてプレシェービング剤を優しく揉みこみます。
この時、ゴシゴシと強く揉みこむのはNGです。
あくまで優しく、肌に浸透させるイメージでプレシェービング剤をつけましょう。
また、熱いお湯で顔を濡らしたり、熱いタオルを顔に乗せて髭と顔を蒸らすとより高い効果を得ることができます。
時間に余裕がある場合は、3分程度蒸らしてから、次の工程へと進みましょう。
熱いお湯やタオルで顔を蒸らし、髭や皮膚を柔らかくすることで、カミソリ負けによるニキビ肌を予防することができます。
シェービング剤は「専用」のものを使用する
シェービング剤は、必ず専用のものを選ぶようにしましょう。
一般的にジェル、ローション、泡タイプがあり、泡タイプのものがシェービング剤には存在し、洗顔と兼用できるタイプも存在します。
朝の忙しい時間に、洗顔タイプと兼用できる泡タイプを選びたい気持ちも分かりますが、実はこのタイプの物は、ニキビ肌や敏感肌の人にはおすすめできません。
洗顔中は、普通の人でも肌の水分が奪われがちな状況となりますから、ニキビ肌や敏感肌の人にとって洗顔フォーム兼用のシェービング剤での髭剃りは、肌を傷つける結果につながりがちなのです。
また、兼用の商品の場合、シェービングフォームが本来担うべき「髭を柔らかく、剃りやすくする」「カミソリの刃滑りを良くする」という効果が弱い傾向にあります。
カミソリの刃が肌に引っ掛かり、それが肌トラブルにつながるリスクもありますから、シェービングフォームを使うなら専用の物を選ぶようにしましょう。
また、シェービング剤を塗布する際には、顔だけでなく首まで塗っておくことをおすすめします。
顏と首の境目などにできやすいニキビを、防ぐことができます。
髭剃りは電気シェーバーがおすすめ
ニキビ肌に悩んでいる人には、T字カミソリよりも刺激の弱い電気シェーバーをおすすめします。
電気シェーバーは、T字カミソリよりも肌を傷つけにくく、また刃の交換などのメンテナンス回数が少ないため扱いやすいという特徴もあります。
髭剃り中もこまめな水洗いを心掛ける
ニキビ肌を防ぐためには、清潔なカミソリをキープすることが重要です。
髭剃りをする前も、剃っている最中も、剃り終わった後も、髭剃りをつねに水洗いすることを心掛け、清潔な状態を保つようにしましょう。
カミソリ本体が不衛生な状態にあると、小さな傷から細菌が入り込み、炎症などのトラブルを引き起こすリスクが高まります。
髭剃り後は冷たい水で肌を引きしめる!
髭剃りが終わったら、冷たい水で顔を洗い流し、毛穴を引きしめましょう。
洗顔後は、刺激の少ないやわらかなタオルで優しく顔を拭き、しっかりと顔を乾かします。
最後に、アフターシェーブローションを塗り、肌を保湿・保護しましょう。
清潔で切れ味の良いカミソリがニキビ肌を救う
切れ味の良いカミソリで髭を剃ること、そして適切な肌ケアを心掛けることが、ニキビ肌をはじめとする肌トラブルを回避する近道であることが、お分かりいただけたでしょうか。
少々面倒に感じるかもしれませんが、一度トラブルが生じると回復まで時間が必要となります。
清潔感のある肌は、印象アップにもつながります。
ニキビ肌に悩む人は、ぜひ髭剃りのプロセスや道具、アイテムの見直しをしてみてください。